【セットがお得】満室でも予約ができる？ダイナミックパッケージがおすすめの理由

こんにちは
旅アドバイザーのKです。

みなさんは「ダイナミックパッケージ」という商品を知っていますか？

旅行を計画するとき、ホテルを予約するほかに新幹線・飛行機・レンタカーなども予約しますよね？
この「ダイナミックパッケージ」は、ホテルと交通（鉄道・飛行機・レンタカー）をセットで予約する旅行商品のことで、実はホテルと交通手段を別々に予約するよりも、ダイナミックパッケージを利用したほうが安く予約できることが多いのです。

今回はダイナミックパッケージがなぜ安いのか、安さだけではないダイナミックパッケージのメリット、そしてデメリットを解説していきます。

ダイナミックパッケージとは
ダイナミックパッケージを使うメリット
ダイナミックパッケージのデメリット
- 新幹線・特急を利用した場合、途中立ち寄りができない
- 旅程変更・キャンセル規程が通常と異なる
ダイナミックパッケージを利用するには
まとめ

ダイナミックパッケージとは
ダイナミックパッケージを使うメリット
ダイナミックパッケージのデメリット
1. 新幹線・特急を利用した場合、途中立ち寄りができない
2. 旅程変更・キャンセル規程が通常と異なる
ダイナミックパッケージを利用するには
まとめ

ダイナミックパッケージとは

旅行業界ではホテルと交通手段がセットになっている個人向けの旅行商品をダイナミックパッケージと呼んでいます。
実際に販売サイトでは「ダイナミックパッケージ」と表記されることは少なく、「ホテル+新幹線」「ホテル+飛行機」などと書かれている販売方法になります。
下の写真は日本旅行の販売ページになります。
赤丸で囲った部分がダイナミックパッケージの販売ページです。

添乗員が同行し集団で行動するバスツアーと内容は異なりますが、形式上は同じようなツアー商品の扱いになります。
ただ、個人向け商品になりますので添乗員も同行しませんし、ホテルや電車・飛行機の時間も自由に選ぶことが可能です。
また、１泊ごとにホテルを変えることも、着いた空港と違う空港から帰ってくることもできますので、ホテルと交通をそれぞれ別々に予約した時と同じような行程を組むこと難しくありません。

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ダイナミックパッケージを使うメリット

それでは、ダイナミックパッケージを利用するメリットから解説していきます。

とにかく安い

１番のメリットは何と言っても安さです。
ホテルと交通手段を別々に手配するよりダイナミックパッケージを利用したほうが安くなることがほとんどです。
では、それはなぜか。
安さの理由は簡単で、ホテル・新幹線・飛行機それぞれを卸値で旅行会社が仕入れてセット販売しているから
私自身、ホテルで勤務していると旅行会社の担当者から卸値の相談をされることがあります。
基本的にホテルは、みなさんが普段利用している「じゃらん」「楽天トラベル」などの予約サイトと同等以下を要求されます。
その他の交通手段も卸値で仕入れていることを考えれば、当然個人で手配するよりはトータルで安くなります。

ちなみに、飛行機や新幹線は繁忙期の座席を旅行会社に提供する代わりに、抱き合わせで閑散期の座席も一緒に旅行会社に買ってもらうのだとか。
航空会社やJR各社は知名度も高く旅行会社を頼らずとも販売ができてしまうため、稼ぎ時である繁忙期の座席を仕入れたい旅行会社としては、閑散期の抱き合わせ提供も仕方がない部分なのでしょう。
そのため、旅行会社としても仕入れた座席を捌く必要があり、閑散期はよりお得な料金設定になっていることもあるようです。

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予約が１回で完結する手軽さ

ホテルと交通手段を別々に手配しようとすると、その都度予約操作が必要になります。
例えば、レンタカーを利用した沖縄旅行を手配する場合、「ホテル」「飛行機」「レンタカー」と最低でも３種類の予約サイトで空きを探し、比較検討して予約操作が必要になります。
しかし、ダイナミックパッケージを利用すれば、これらをまとめて検索することができ、１回の予約操作ですべての手配が完結してしまいます。
何度も何度も個人情報を入力することがなく、支払いもまとめて１回で完了です。
この手軽さはダイナミックパッケージを利用する魅力ですね。

満室のホテルも予約できるかも？

実は、ホテルには「アロット」と呼ばれる部屋が存在します。
これはホテルと各旅行会社が契約し、その旅行会社だけに提供している客室のことを言います。

基本的にホテルの客室在庫は各旅行会社で共有して販売しています。
イメージとしては、「301号室」「302号室」という客室をじゃらんでも楽天トラベルでも一休でも販売していて、じゃらんで２部屋に予約が入れば、楽天トラベル・一休でも販売が終了するよう感じです。
しかし、アロット契約のある旅行会社であれば、その旅行会社専用で客室を提供しているため、他サイトで共有販売している「301号室」「302号室」が満室になっていても、その旅行会社のみに提供されている「303号室」が予約できる可能性があります。
※イメージしやすいように今回は部屋番号で解説してますが、実際には部屋番号まで指定せず「ツインルーム」「ダブルルーム」などの部屋タイプで管理することが多いです。

このように予約サイトでは「満室」なんて事態になっても、予約できる可能性があるのが「アロット」と呼ばれる客室になります。
ダイナミックパッケージを販売する旅行会社の中にはこのアロット契約をホテルと結んでいるところもありますので、そのような旅行会社から予約することで空室を見つけられるかもしれません。
アロット契約は実際に店舗を持っている旅行代理店（JTB・日本旅行・阪急交通社・びゅうトラベル）などが行っている場合がほとんどですので、そのような旅行会社のホームページでホテルを探してみましょう。

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ダイナミックパッケージのデメリット

ここまでは、ダイナミックパッケージのメリットを見てきましたが、ダイナミックパッケージにも不便なところは当然あります。
つづいてはデメリットを見ていきます。

新幹線・特急を利用した場合、途中立ち寄りができない

例えば、「東京から大阪に旅行に行くに途中、名古屋で途中下車してお昼にひつまぶしを食べたい」と思ったとします。
JRとホテルを別々に手配する場合、新幹線を「東京→名古屋」「名古屋→新大阪」と２回に分けて購入すれば何も問題ありません。
しかし、ダイナミックパッケージはツアー商品の扱いになるため、このような行程が組めず「東京→新大阪」の新幹線を購入することになります。
名古屋で途中下車することができず、新大阪まで乗車しなければいけません。

ただ、往路の飛行機は「東京→福岡」で予約し、復路の飛行機を「大分→東京」で予約するなど、往路の到着地と復路の出発地を変えることはできますので、特殊な旅程を組まなければあまり問題ではないかと思います。

旅程変更・キャンセル規程が通常と異なる

ダイナミックパッケージはそれぞれ別々に手配した場合と旅程変更・キャンセルの規程が異なりますので注意が必要です。
正規料金で新幹線を購入した場合、当日でも払い戻しは可能ですし、飛行機もチケットの種類に寄りますが直前まで変更ができるものもあります。
ホテルについては近年、「キャンセル料は２日前まで無料」というところも増えています。
しかし、ダイナミックパッケージは基本的に予約後の旅程変更はできず、キャンセル料も早くから発生することが多いです。
予約の際には「いつからキャンセル料が発生するか」は必ず確認しましょう。

ダイナミックパッケージを利用するには

ダイナミックパッケージは各旅行会社のホームページより予約ができます。

【ホテルの数が強み】ホテル予約サイト

じゃらん・楽天トラベル・一休などのホテル予約サイトでもダイナミックパッケージは取り扱っています。
もともとホテル予約サイトであるこれらの会社は圧倒的なホテルの契約数を誇っており、宿泊場所の選択肢が広がります。
その点、先に説明したアロット契約をしているところは少なく、客室在庫は各社で共有されている場合がほとんどです。

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【移動時間の選択肢が広がる】交通会社サイト

ANAやJAL、JR各社のように、交通機関各社もダイナミックパッケージを販売しています。
自社運航している交通機関であれば取り扱い席数も多くなり、東京⇔福岡など１日に何本も飛行機が飛んでいるような大都市への旅行では、自分のスケジュールに合わせた行程を組みやすくなります。
また、航空会社系の予約サイトであれば搭乗区間に応じたマイルを獲得することもできます。

ホテルについてはホテル予約サイトや旅行会社ほどの取り扱い数はありませんが、極端に少ないわけではありませんので、選択に困るほどではないでしょう。

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