【どの部屋を予約する?】ホテルの部屋タイプ解説

旅行のコツ

こんにちは
旅アドバイザーのKです。

みなさんはホテルを予約するとき、ホテル選びと同じくらいお部屋選びも悩むのではないでしょうか?

ただ、ホテル予約サイトを見てみると「シングル」「ダブル」「ツイン」「スーペリア」「スイート」・・・さまざまな呼び方があり、よくわからないですよね。
実際、ホテルマンでも「自分の勤務するホテルに無い呼び方はわからない」なんて人も多いくらいなので、わからなくて当たり前なんです。

その他にも広さや眺望などお部屋選びのポイントはいくつかあります。
そんな「わかりにくい」ホテルの部屋タイプについて、今回は解説していきたいと思います。
ぜひホテル予約の参考にしてみてください。

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客室のベッド数・大きさを表す言葉

まずは、お部屋のベッド数・種類を表す単語についてみていきます。
同じ呼び方の客室でも、ベッドの大きさについてはホテルによって異なることがあります。
多くのホテルは予約サイト内にベッドの大きさが記載してありますので、必ず確認するようにしてください。

シングルルーム/セミダブルルーム

基本的には1名で泊まるための客室です。
ベッドは1台のみで、大抵の場合シングルルームは横幅90cmのベッド、セミダブルルームは横幅120cmのベッドが用意されています。

また、セミダブルルームについては2名で泊まることができるホテルもあります。
その場合、ツインルームやダブルルームより安値に設定されていることがほとんどですが、大人2名でセミダブルベッドの使用はかなり手狭になってしまいます。
予約サイトで「2名1部屋」の条件で検索すると、このセミダブルルームが出てくることがありますので注意が必要です。

ダブルルーム

横幅140cmのダブルベッドが1台配置されている客室のことを指します。
1~2名で宿泊することを想定しており、ダブルベッドのため大人2名でも十分に寝ることができる客室です。
2名で宿泊の場合でもベッドは1台のみになりますので、次に説明するツインルームと間違えないようにしましょう。

ツインルーム/ハリウッドツインルーム

こちらはシングルベッドまたはセミダブルベッドが2台設置されている客室です。
多くのホテルでは2台のベッドが離れて置いてあるため、お友達との旅行などにも使用できる客室となります。

また、近年「ハリウッドツインルーム」と呼ばれる客室も増えています。
こちらはツインルーム同様に2台のベッドではあるものの、ベッド同士をくっつけて1台の大きなベッドのように配置している客室になります。
ダブルベッドと違い、寝返りなどの振動が一緒に寝ている人に伝わりにくいメリットがあります。
また、ホテルのベッドは簡単にベッドメイクできるよう、移動させられるものがほとんどですので、切り離して使用することも可能です。

クイーンルーム/キングルーム

クイーンルームは横幅160cmのクイーンサイズベッド、キングルームは横幅180㎝のキングサイズベッドが用意された客室になります。
こちらも2名までの利用が基本ですが、ホテルによっては3名で宿泊できる場合もあります。

トリプルルーム/フォースルーム/クワッドルーム

こちらはあくまで「何人で泊まれるか」を表した表記の仕方となります。
例えば、トリプルルームと言っても、必ずしもシングルベッドが3台入っているわけではありません。
「3名が寝れる場所がある」という意味ですので、シングルベッド2台+エキストラベッド1台という場合もあれば、ダブルベッド1台+エキストラベッド1台ということもあり得ます。

ほとんどの場合、予約時にわかるよう予約サイト内に「3名でご宿泊の場合、セミダブルベッド2台+エキストラベッド1台となります。」といった表記がされています。
3名以上で宿泊する場合のベッドはホテルによって変わってきますので、もし予約サイト内で詳細を見つけることが出来なければ、ホテルへ直接問い合わせをすることをおすすめします。

ベッド大きさ早見表

呼び方 ベッドの横幅
シングルベッド 90cm
セミダブルベッド 120cm
ダブルベッド 140cm
クイーンサイズベッド 160cm
キングサイズベッド 180cm

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客室のグレードを表す言葉

客室タイプには「スタンダード」「スーペリア」「スイート」といった客室のグレードを表す言葉が付いている場合があります。
こちらも呼び方はホテルによって様々ですが、一般的なものを表にしました。

スイートルーム 最も上位グレードの客室
ジュニアスイート
エグゼクティブルーム
クラブルーム このあたりのグレードからホテルラウンジを利用できる場合が多い
デラックスルーム
スーペリアルーム
モデレートルーム
スタンダードルーム そのホテルの中で最も一般的な客室

スタンダードルーム~デラックスルームは一般客室となり、販売価格にも大きな差はないところがほとんどです。
クラブルームやエグゼクティブルームと呼ばれる客室から特別室のような扱いとなり、専用カウンターでのチェックイン手続きやホテルラウンジの利用ができるホテルもあります。

客室の眺望に関する言葉

客室の名称には眺望に関する言葉が付いていることがあります。
眺望に関する言葉で気を付けなければならないのが「○○ビュー」と「○○フロント」の違いです。
例えば、「オーシャンビュー」と言った場合、「海が見えるお部屋」という意味になります。
この「海が見える」というのは「海が正面に見える」という意味とは違いますので注意が必要です。
「右を向けば海が見える」「ベランダから覗き込めば海が見える」といった客室も、海が少しでも見えるなら「オーシャンビュー」と言えるのです。
これに対し、「オーシャンフロント」と言った場合は、正面に海が見える客室のことを指します。
見落としがちですが「○○ビュー」と「○○フロント」には大きな違いがありますので、ご注意くさださい。

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客室の広さの目安

客室を選ぶ際は、広さも重要なポイントになります。
あくまで私が感じる目安になりますが、それぞれの部屋の広さをまとめてみました。

10㎡~15㎡ コンパクトにまとまっているものの、スーツケースを床で広げるのは難しい
15㎡~25㎡ シングルルーム・ダブルルームであれば少し余裕を感じられる広さ
25㎡~35㎡ ツインルームでも余裕を感じることができる広さ
35㎡~45㎡ 4~5名くらいなら十分利用出る広さ

また、和室のような畳のある客室の場合、1畳は大人用布団より一回り小さいサイズとなり、宿泊者1名につき2畳は最低でも必要だと考えたほうが良いです。
例えば、4名で宿泊の場合は最低でも8畳以上の広さがないとかなり狭く感じてしまうでしょう。

あくまで、広さの感じ方は人それぞれですので、ひとつの参考程度に考えていただければと思います。

その他の客室タイプ

洋室 ベッドで就寝する客室
和洋室 ベッドの他に畳の部分がある客室
和室 畳のみの客室。布団で就寝する
スタジオタイプ ベッドに転用できるソファーなどがある客室
ユニバーサルルーム/アクセシブルルーム バリアフリー対応の客室
メゾネットルーム 1階部分と2階部分がある客室
コネクティングルーム 隣同士の2部屋が客室内の扉で繋がっているタイプ。廊下を経由することなく、客室同士を行き来できる。

まとめ

今回はホテルの客室について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
どの客室が良いかは人それぞれですし、その時々によっても異なってきます。
実際に「小さな子供がいるので畳ある部屋を選ぶ」「膝が悪いから洋室を選ぶ」といったお客様もいらっしゃいますし、「記念日だからちょっと良い部屋を選ぶ」という方もいます。
せっかく海が見える部屋を予約しても、チェックインが夜の予定では意味がないですし、夜景がきれいな客室にしても、翌朝の出発が早ければ夜景を楽しむ暇もなく就寝することになってしまいます。

どのようなスケジュールで誰と旅行に行くのかを考え、この記事を参考にしてご自身の計画に合った客室を探してみてください。

 

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